在外派遣への道~2020.04.09②~

在外派遣教師の課題や日本人学校の特色をネットで検索した結果

 志願理由を考える上で、日本人学校の生徒実態を把握することは大切。そのために、ネットで検索し、情報を集めてみた。

 

    1. 在外教育施設における種々の 課題 / 金子 浩一(宮城大学

      https://www.jstage.jst.go.jp/article/ecoedu/34/0/34_KJ00010091293/_pdf/-char/ja

      いくつかの日本人学校と補習校を訪問し、教員や管理職の立場で見えてきた学校の課題についてまとめている。 注目したのは「学年進行に伴い国際学校進学や帰国を選択する児 童・生徒が増え、在籍者の低年齢化が生じている」点。受験や進学を意識して帰国を選択したり、現地校に進学したりする状況があるようだ。

    2. 在外教育施設派遣経験の活用に関する一考察 -派遣経験教員へのアンケート調査結果から- 森本 孝 (兵庫教育大学)(2011)

      http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/ceser/ceser23ronbun/01%20morimoto.pdf

      日本に帰国してきた教員を対象に、帰国後にどう学校教育に活用しているかについてまとめている。学校現場に還元できることが、限定的であることや、周りの教員に自慢になってしまうのではないかということを気にするなど、帰ってきてからうまく活躍できていない様子。

    3. 日本人学校における学校改善の取り組みに関する一考察 ~校内研修に焦点をあてて~ 所 属 教育システム専攻 氏 名 阿南 清士朗
      http://www.hues.kyushu-u.ac.jp/education/student/pdf/2015/2HE14043T.pdf

      日本人学校の異質性>日本人学校は現地日本人会等の自助努力として成立したものであり明確な設置運営基準が設けられていない

      • 文化や自然等において日本とは全く異なる環境下にあるという点
      • 児童生徒・教職員共に人員構成が目まぐるしく変化する点

日本人学校の課題>

    • 現地理解教育の充実という『国際化』と、帰国後に困らないような学力をつけるという『国内化』とをどのように調和させるかという課題
    • 慢性的な人手不足
    • 教育の質保証
    • 日本人学校には、所管する地方自治体や教育委員会が存在しない。そのため、それらの主催する各種研修の機会がなく、日本人学校単体で必要な研修を持つ必要性がある。
    • 日本国内の学校ではなされない実践を行う日本人学校では、その実践の検討が校内研修を通じてなされる必要性がある

2時間くらいかけて色々な記事を読んでみたが、現地校の生徒や親が抱える課題については見つけられなかった。在外派遣教師として自分に何ができるか考えないといけないけど時間がない。応募することは1年前から決めていたし、志願理由もあるにはあるけど、面接用に準備してこなかったのが失敗。